蟲男
今日もまたずっと昔のつまんない話よ.


それは夏も過ぎて秋風の吹き始めた頃のある真夜中のこと.
とかげはいつものように酔っ払ってふらふら歩いてた.

あり得ないことに
どうしてか 虫男と….

退屈してたし不機嫌だったわ.当然.
だからその時、突然考えが浮かんだの.

だってとかげの目の前には
聳え立つ 野方「藤の湯」の煙突があったから.


「あの煙突に登ってみ〜」ってゆってみた.


f0167832_19181179.jpgすると、一生治ることのない
不仕合わせな大バカの虫男
無謀にもするすると
煙突を登り始めたわ.

遠目にも不気味なその姿は
まるで「指輪物語」の中の
ゴクリのようだった.

漆黒の夜空の中に
だんだんと小さくなって溶けてゆく
闇よりも更に黒く
薄汚い影を見上げながら

墜落しちゃったら
走って逃げなくちゃ…

歩道橋の上
とかげは酔った頭のなかで
ぼんやり考えてた.



虫男 或いは ねもりまたはアキオ

十代の大昔から、とかげのことを天敵として恐れているわ.
そのくせ今でも時折性懲りもなくふらりとその姿を現すのよ.

けど、近頃になって漸く自我が芽生えたようで
ゆーこときかないから余計癇に障るのよ.

今年もまた新年早々やっぱり現れて
メデタイ正月が台無しになったんだわ.

ハゲができたのはその所為ね.きっと.



きのうまで細く鳴いてた蝉だけど
今日はもう鳴いてないわ.

九月の長雨が過ぎて
光と空気が劇的に変わる日が待ち遠しい今日この頃よ.

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ゆっとくけど、
誰にでも「あの煙突に登ってみー」なんて言うワケじゃないのよ.

 
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by rainycloudy | 2008-09-15 16:25 | コドモアホトカゲの頃


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